| 桃子H | わあ、シャンパン。(と、ゴクゴク飲む) |
| 宗一郎 | 君の自い肌とシャンパンのロゼカラー。絶妙な配色だったな……(と目を細める) |
| 桃子H | (飲んで)……ぷーっ、おいしい。でもどうせならドンペリが良かったな。 |
| 桃子H | ドンペリー!! やったーっ。 |
| 宗一郎 | キミの第一印象は……なんていうか一輪の可憐な花っていうか……ソノ…… |
| 桃子H | でも、おそばとドンペリじゃ合わないわねえ……あっ、そっか。あたしったらお馬鹿 |
| さん。どうせ頃の中で考えるなら、別におそばにすることないのよ。フランス料理に | |
| しちゃえばいいんじゃないのよ。 | |
| 桃子H | うわー、フレンチディナー、うふふ。じゃ、ワインは……そうね、ロマネコンティに |
| しちゃおっかな……って思うと? | |
| 桃子H | ほら出たあ。(と、一人拍手して)じゃ、いた。だきまーす。 |
| 宗一郎 | ねえねえ、桃子ちゃん。桃子ちゃんは、どうだったの? 第一印象…… |
| 桃子H | (食べながら)……第一印象? 誰の? |
| 宗一郎 | 僕の第一印象に決まってるじゃないか。 |
| 桃子H | ああ……。そうね……おっ? この男、金持ってそうだぞ……かな? |
| 宗一郎 | カ……カネ? |
| 桃子H | あーっ、それは別の人の第一印象だ。フルーツ、フルーツの盛り合わせよっ。 |
| 宗一郎 | (真面目な顔で)も……桃子ちゃん。 |
| 桃子H | いただきまーす(と、頬張って、無視する) |
| 宗一郎 | キミは……。キミは、僕のお金が、目当てだったのかい? |
| 桃子H | (食べながら、ケロッと)そりゃあもちろん、そうよ。 |
| 桃子H | そ……そうだったのか……(と、身体がフラフラ) |
| 桃子H | (しまったという顔で)あ……っとっと……じゃお金、お金がどっさり。 |
| 桃子H | きゃあー、お金。うれしいっ!!(と握りしめる) |
| 宗一郎 | やっぱり……!!(よろめきながらも怖い顔で)やっぱり金か……!! |
| 桃子H | だめだめだめ、この際お金はやめとこう。あと何だろ? あたしの好きな物って何? |
| ……えーっと……男? 男! そうか男! それもイイ男よ!! | |
| 桃子H | わーおっ、イイ男ぉん(と、イイ男に抱きつく) |
| 宗一郎 | なっ……なんだー? |
| 桃子H | あーん…… |
| 宗一郎 | あーん、て……桃子ちゃん、だ、だ、だだ、誰? 誰だい? その男? |
| 桃子H | 唯でもないわあ。漠然としたイイ男のイメージ。 |
| 宗一郎 | バクゼンとした、ってキミ…… |
| 桃子H | あっ……うふふっ。くすぐったいっ。 |
| 宗一郎 | 桃子ちゃん!! 頼むから集中しておくれよ。キミが余計なことを考えると、ぜーんぶ |
| それが立体映像になっちゃうんだ!! | |
| 桃子H | (愛撫され)だって……じゃないと、あっ、あたしの立場……やばいんだもん。 |
| 宗一郎 | 僕は本当のキミを知りたいんだ!! |
| 桃子H | (愛撫され)そんな……ことしたらあっ、あな……ただって……。 |
| 宗一郎 | 大丈夫!! もうどんなことを言われたってショックを受けない!! 僕はもう、覚悟を |
| 決めたんだから!! | |
| 桃子H | かっ…覚悟?(と、宗一郎の表情を見る) |
| 宗一郎 | (怖い顔で)……!!(全身を震わせている) |
| 桃子H | ま……まさか覚悟って? |
| 宗一郎H | 覚悟ってのは、これだ……(と、桃子Hに拳銃をつきつける) |
| 桃子H | ひっ……(と、逃げる) |
| 宗一郎H | 俺は覚悟は決めたんだ。殺してやる……(と、回り込む) |
| 桃子H | (追い詰められて)や、やめてっ。 |