7月25日(金)晴れ
私の役所として、何としてでも思い通りのものを手に入れたいと力入れる、映画にとってもっとも重要不可欠な主題歌。私はクランクインする前からその曲を決めていた。この曲を聞いた時の衝撃といったらなかった。体中に電気が走り「これだぁこの曲しかない。ルースはこの曲で決まりだ。主題歌はこれで行くぞおー」と叫んでしまったほどである。(この曲に出会うまで何十曲とあらゆる曲を聴いていたが、どれもピンと来なかった)早速、監督にも聞かせると、とても気に入ってくれた。後は先方に承諾を取るのみだ・・・・が、すぐにOKをもらうことが出来なかった。ガーンガーンガーンガーンなぜなぜなぜ????先方としては、脚本から感じるイメージは曲にあっていると思うが、ビジュアル(映像)を確認してからでないと、承諾は出来ないというのである。もっともな言い分であった。私はすぐさま編集室に飛び、ラッシュを組んだ。用意出来たのは、歯抜けだらけのシーンを並べ、カット順にただつないだ、音のない映像だった。「こんなんでこの映画を分かってわらえるかぁ気に入ってもらえるかぁー(いらだつと出てくる関西弁)」と音楽プロデューサーとバトルした。しかし、早く決めないと撮影終了と同時に仕上げが待っている。なおかつ、私は第二候補の曲を全く決めていないと言うより探してもいない。不本意な段取りであったが、あたって碎けろだ。決戦はイマジカ第4試写室、この映画への想いと、いかにこの曲が必要かということを、私は言葉の限りを尽くして伝えた。燃え尽きた。だが不安である。
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