7月20日(日)晴れ
撮影現場には突如としていろいろな問題が起こる。悪天候だとか、渋滞だとか、動物が言うことをきかないとか、アイスクリームがとけるとか、用意していたものが無くなるとか・・・そして、時には問題と言う表現が適切でない問題もあって、今日はその表現が適切でない方の問題が勃発した。撮影監督の画造りへのこだわりは全場面、全カットに存在しているのは当然だが、ラストシーンの画ともなると、よりいっそう力が入るものである。「あのアレがじゃまだなぁ・・・」「え?」「・・・ほら、アレがないほうが道がまっすぐずっと続いてイイんだよ。・・・」「え?アレってアレを移動させろっていうんですかい?・・・え?・・・だってアレですよ」「・・・そうアレじゃまだから頼むわ」「・・・いやぁそりゃおっしゃられれば、たとえ火の中水の中ですが・・・わかりました、やりましょうよ、動かして見せましょうよ」そうならいっそ警察に連絡してみるか、それはよくない痛くもないハラ(現場使用許諾等)を探られるのはごめんだから。では持ち主をご近所一軒一軒あたってみるか、それはもう既に制作部が全てたずねてみたのですがホシはいない・・・さあどうするべ・・・スタッフの知恵が絞られた。
そして2時間後とうとうアレはずるずると移動され、道はまっすぐに延びた。何の事はない画にも細かいこだわりとスタッフの努力で作り上げられているいうことを、気にして作品を見てほしいと願うものであります。
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