おーたのFY01同乗体験記

予選日に乗れる人は3人である、そのうち2人はあっさり決まったのですが3人目は棄権
(その場にいなかった)人がでてなかなか決まらない。
そのうち、「山梨から来た方っていらっしゃいますか?」の声が、私は勝利を確信した(笑)
盛り上げようと司会のお兄ちゃんはもったいぶるが、鈴鹿くんだりまで来る「コアなファン」
は私ぐらいしかいないのだ。(かなり大げさ)。
が、まさかこのまま拘束されるとは思わなかった(申込用紙には一時間半前に集合と書いて
あったぞ)。

身分証明書を見せて本人であることを証明し、パドックへ向かう。
「もしかしたら乗れないかもしれませんよ」といわれるが(体型わかる人にしか理解できない
なぁ)まあ、大丈夫だろうと自分では思っている。

控え室で、まず誓約書(事故があっても訴えません)に記入し、レーシングスーツに着替える。
レーシングスーツは初めて着るのだが、あんなに暑いものだとは思わなかった。(基本的に
湿度の高いのには弱いので...。)

着替えたところで早速シートあわせ。かなり狭いです、実は私の場合モノコックの下まで
体がつかなかったです。
(「乗れなかったらNSXですね。」といわれていたのは内緒。)

体勢はこんな感じ。

ノバのメカニックさんが面倒を見てくれるのですが、シートあわせの最中に聞いた話
*隣(シオノギ・ノバ)のマシンと兼任なのでかなり忙しい。
*しかもスポンサーの関係で着替えないといけないので面倒くさい。
*GF02はもう一台素の奴(ってなんだよ)のが残っている。(そんなんだったら俺にくれ(笑)

コクピットドリルもうける。
自分で操作できるのは、メーター表示切替とドライバーとのやりとりの音量の調整である。

すっかり収まりご満悦の私。
この後ヘルメットをあわせる。

ドライバーの中谷さんに挨拶をし、控え室でしばしFDやF3を見て時間まで過ごす。
JRPの方から、某クラリオンガールがむち打ちになった話や、自分が気持ち悪くなった話を聞く。
あと、マシンから降りるときによろけるとうけますよなんて、テレビ向きの話を聞く(笑)

時間が近づき、再度ピットに行き時間まで待つ。
中谷さんとちょっと話をしてみるが、まじめな顔で冗談を言うので良くわからない(笑)。
フォーミュラに乗るのは四年ぶりだそうで、「あぶないですよ。」とまじめな顔で言うので、
「シケインですか?」と突っ込もうと思ったがあまりにもブラックなのでやめておいた。
(注)わからない方に説明しておくと、7年前に中谷さんはF3000でひっくり返っています。
また、「もうちょっと乾けばスリックで走るんだけどねぇ。」とのこと、ちょっと残念。

いよいよ時間である、耳栓をしヘルメットをかぶりグローブをつけるとかなり気分は盛り上がって
くる。

なんか訳わからない話をした気もしますが、いよいよ乗り込みスタートである。(ちなみに私は
一番手であった。
中谷さんが手を挙げエンジンがかかった瞬間にスタート。

ちと準備不足のため思いっきり頭が前後に振られる。

ガン、ガン、とシフトアップ(推定三速)でメーターを見るとすでに206Km/Hを示している、横を見る
とまだピットウォールが有るではないか、鈴鹿のストレート約1/3で200Km/Hオーバーの世界である。
つづいてかなりの減速G、一コーナーである。
一、二コーナーは無難にこなし、S字である。このあたりから横Gはかなりかかってくる、右左へと
長時間かかるので結構首に力をいれていないと持ってかれる。
コーナーの進入はゆっくり(だから減速Gが凄い)が、加速していくコーナーは手加減が少ないので結構
きます。
ダンロップを加速しながら抜けていき、次はデグナーである。ちとつんのめりそうになりつつデグナー
を抜け、ヘアピンへ。ここは大したこと無いです。
スプーンへ加速しながら入っていきますが、風圧でメットがやや後ろに持って行かれそうになります。
スプーンを回って、裏のストレートへここで再度メーターを見てみると約260Km/Hでありました。
130Rは残念ながら川だったためゆっくりでしたが、一瞬なのでただ縛り付けられて乗ってる分にはあまり
関係なかったですね。
シケインの進入で再度つんのめりそうになりつつも、メインスタンドへ。メインスタンドを勢いで抜けた
あとに東コースだけをあと一周して帰ってきました。
このあたりからは結構余裕もでてきて、「ああ車載カメラと同じ風景だぁ。」とか「スゲー速いセブン(当然
FCとかFDではないやつ)だったらこんな感じかなぁ。」とか思っていたのでした。
てなわけで、あっという間の三分間ジェットコースターより100倍楽しい。

中谷さんにお礼を言い、マシンを降りる。

しかし暑い、わずか一周半なのに汗だくである。

いろいろ感想を、知ってる人やら知らない人やらスタッフやらプレスやらに訊かれつつも一旦ピットに
戻る。

他の人の走行を見たあとに、もう一回コースに戻り場内放送のインタビューを受ける(結構恥ずかしい(笑)

他の人がインタビューを受けてる間に、中谷さんと一緒

イベント中だって(笑)
でも笑ってくれる中谷さんはいい人だ。

さらし物になっている時の中谷さんとの会話。
お「130Rって大したこと無いんですね。」
中「一瞬だし、今日は濡れてたから。」
お「なるほど。」
中「ダンロップとかのがきつかったでしょ。」
お「あ、そうですね。でも楽しかったです。」
中「そりゃ、二周だからで五十周は乗りたくないでしょ(笑)」
お「はあ、確かにそうですね。」

感想としては、
・前後のGは凄い、特に減速Gはかなりの物。
・横Gは緩い長時間のコーナーのが体には応える、富士の100Rとかがきつそう。

最後に今後の傾向と対策(笑)
・狙い目は予選日です。
・申込用紙はぎりぎりで入れた方が当たりやすい(奥までまさぐらないので)。
・なるべくスニーカーを履いていきましょう(貸してくれるレーシングシューズはサイズの選択肢が無い)。
・アンダーウェアも自分で用意(Tシャツで充分)した方がベターです。
・身分証明書/印鑑が必要ですから携帯しておきましょう。
・PitWalk券は無駄になりますきをつけましお。
・パドックパスをくれるので事前に買ってしまうとこれも無駄になります。
・カメラは持っていきましょう、または同行者に撮って貰いましょう。
・頭はかなり振られるので首のトレーニングは怠らないように(おひ)。
・頭のでかい人はメット持参か?(うそ、スポンサーの関係で貸してくれるのでないとまずい)
・ダイエットしましょう(笑)
・背が小さくても乗れるかもしれません

今回のは非常に貴重な体験でした、みなさんも是非応募してみましょう。
あと、画像を提供して下さった、ふじなみさんmappyさんもりずみさんにも感謝します。

7/22追記
JRPからロガーのデータが送られてきました。
・最高速 269Km/h
・最大加速G 1Gぐらい
・最大減速G 1.1Gぐらい
・最大横G 1.6Gぐらい
でした。

9/7追記
弟6戦、弟7戦と私の友人が当たりました、弟6戦の同乗記はこちら
関係者の方のは喜んでいただけたようで、こちらも嬉しいです。(ソニー生命の方スポンサードして下さって
ありがとうございます。)
ノバエンジニアリングの方も見ていたらメール下さい(笑)、まじめに私はノバ532Pからの御社のファンです。

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